橋梁計画及び橋梁メンテ技術関連

橋梁設計部門

橋梁とは、人や物が、河川や低地もしくは他の交通路や構造物等の交差物を乗り越えるための構造物であり、我々が生活する上で必要な公共物のひとつです。

当社は、自動車専用道から国道・県道・市町村道に架かる橋梁の設計や、耐震設計及び補修設計等、豊富な経験と実績を有しております。

主な業務実績

業務種別

業務概要

橋梁設計

新設橋梁の設計(道路橋、水路橋、立体横断橋、歩道橋等、人道橋)

橋梁補強・補修設計

既設橋梁の耐震設計(地震時保有水平耐力法、動的解析法、免震設計法)、既設橋梁の長寿命化を目的とした補修設計

 

蒼海大橋

白糠橋

釣瓶橋

八戸ニュータウン歩道橋

縄文の橋(人道橋)

岩谷観音人道橋

トピックス

県営白神2期地区 人道橋詳細設計業務

本業務は、中津軽郡西目屋村大字田代地内における県営白神2期地区中山間地域総合整備事業で計画する人道橋建設に係る橋梁詳細設計及び仮設構造物設計、地質調査等を行ったものです。

当該橋梁は、岩木川左岸地区に計画となる農業体験施設及び散策路等の出入り口となる橋梁で、目屋渓周遊コースを結ぶ導線起点として、さらには同地区のシンボルとしても位置付けられているためデザイン性に重点を置いたものとなっています。

また、橋梁計画は、周辺状況、支障物等を整理し、利用目的を勘案した上で業務を遂行しています。

 

三厩(停)竜飛崎線橋梁補修(算用師川橋)測量・調査・設計業務

本業務は、一般県道三厩停車場竜飛崎線と二級河川算用師川の交差部に架橋されている算用師川橋(可動・固定支承を有する単純5連鋼合成H桁橋 )の耐震補強設計を行ったものです。

本橋の特徴として、P4橋脚の軸方向柱厚が変化することに加え、起点側と終点側において勾配が異なる特異な形状であるため、動的解析により詳細な応答値を求めた合理的な設計を提案しました。

このような条件に加え、P4橋脚補強に一般的なRC巻立て工法を採用した場合、近接するA2橋台の安定性を確保するために大規模な仮設アンカー工法などが必要となるため、柱三辺のみ巻立てる工法(コの字形状)を提案し、耐震性の確保と施工性向上による大幅なコスト縮減を図りました。

さらに、3D画像やVR動画を作成し、既設体と新設構造物との取り合いや、仮設時や完成後の形状イメージを分かりやすく説明する工夫を行っております。

 

橋梁アセットマネジメント部門

アセットマネジメントとは、資産を適切に運用することにより資産価値を最大化するための考え方です。

橋梁を国民から預かっている重要な資産として、限られた予算の中で計画的かつ効率的に維持管理を実施し、国民に最大の効用を提供することです。

当社は、橋梁アセットマネジメントに必要な橋梁の調査・試験、点検・診断、長寿命化修繕計画等、これまでの豊富な経験と実績で国民の安全・安心な暮らしをサポートします。

主な業務実績

業務種別

業務概要

橋梁調査・試験

鉄筋位置調査、コア抜き調査、圧縮強度試験、鉄筋腐食調査、塩分含有量測定試験、アルカリ骨材反応、ひびわれ観測、ひびわれ深さの測定、超音波探傷試験、橋梁載荷試験、環境測定(飛来塩分・風向風速測定)等

橋梁点検・診断

電気防食装置の点検、橋梁点検車及び高所作業車による点検、コンクリート診断

橋梁長寿命化修繕計画

社会資本(インフラ)の維持更新時代に備える総合・戦略マネジメントとして、市町村の橋梁長寿命化修繕計画を実施

維持管理システム

(GIS)構築

橋梁等の維持管理の効率化のため、橋梁台帳、点検調書、橋梁一般図の統合的な管理システムを構築し、災害時の早期点検や緊急対策の整備順位決定等に対応

 

橋梁点検車(BT-200

ひび割れ箇所の撮影(自動計測技術)

ひびの近接画像

電気防食装置の点検

CONCの塩分含有量測定試験

橋梁維持管理システム(GIS

トピックス

R4年度 青森管内溝橋点検業務

本業務は、青森河川国道事務所管内における直轄国道の橋梁(溝橋:25橋)の定期点検及び第三者被害予防措置、道路施設点検(大型カルバート:9基)の定期点検を行い、要素毎、損傷種類毎に損傷度評価や点検調書の作成を行ったものである。

業務実施においては、最新の「橋梁定期点検要領およびシェッド、大型カルバート等定期点検要領」の適用と対象橋梁の地域特性等を踏まえ、安全管理と工程管理を徹底した点検を行っております。

また、大型カルバートについては、損傷程度の診断まで行い、部材単位並びに施設単位での健全度評価を行いました。

 

溝橋

大型カルバート(夜間点検)

R4年度 青森空港有料道路橋梁定期点検業務

本業務は、青森県道路公社が管理する3径間連続非合成I桁と逆ローゼ桁からなる橋長302mの「小谷大橋」について、橋梁の構造安全性の確保、利用者の交通安全性の確保、並びに維持管理に必要な基礎資料を得ることを目的に点検車BT400を利用した点検を実施、その結果から確認された劣化・損傷について、対策が必要な部材を対象に橋梁補修設計を行ったものです。

 

 小谷大橋

点検車を利用した点検

富萢薄市線橋梁補修(津軽大橋)設計業務

本業務は、西北地域県民局地域整備部管内の一般県道富萢薄市線と一級河川岩木川交差部に架かる「津軽大橋」について、橋梁補修設計を行ったものである。

本橋は事前に床版からの土砂噴出が確認されたため、床版上面の土砂化範囲確認を目的に、新技術の「床版キャッチャー」を活用し、損傷範囲の特定に取り組んだ。床版については、損傷状況から耐荷力不足が懸念されたため現況の耐荷力照査を行い、竣工時との設計基準の違いから設計荷重を満足していないことが判明した。

そのため、今後の荷重制限規制について提案を行った。対策としては、損傷が特に著しい第1~3径間については床版打換えを行うこととし、A1橋台へ踏掛版設置を行って床版への衝撃軽減を図った。比較的損傷が軽微な第4~6径間については断面修復を行うこととした。このほか、橋面防水層の設置や塗替塗装などを提案した。また、通行止め施工となることから期間を短縮できるよう綿密な施工計画を行った。

 

床版撤去時の施工イメージ(3D画像)

胸壁打換時の施工イメージ(3D画像)

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